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ラブカルチャースクール 2
第45章 エピローグ
ラブカル講師としての三日目――――。


ガヤガヤガヤ……

ピーク時をずらしたけど、ラブカル食堂にはまだかなり男性講師が休憩をしていて若干ザワついている。

スクール始まって以来の女性講師の団体に、男性講師の視線は否応なしに集まってしまう。

まだ講師としての日常に慣れるまではお昼は四人で一緒に取ることと、お目付役にヤナセが同伴することになっているから下手に話し掛けてくる講師はいなかった。

一緒に行動を取ることが多くなると講師たちがヤナセを一目置いているのが伝わってきて、如実にヤナセの格の違いを実感する。

遠巻きにされていることがジュリには、つまらないみたいだけど…。

「今日からいよいよ本格的に研修かぁ〜!」

「そうだね〜。でも一番最初がお茶の基礎知識からで良かったぁ〜」

大好きな『お茶』からレッスンが始められるのは凄く嬉しい。

ヤナセの説明によれば、実技講習はまだ当分先のようだ。

「そうね。私も楽しみだわ」

礼儀作法が身についているカレンは、綺麗な姿勢で湯呑みを持って口まで運ぶ。

「そりゃぁ〜茶道を嗜んでいるカレンはお得意だろうけどさぁ。早く身体も使いたいじゃないねぇ〜サナ」

「いや…別に。筋トレしてるし」

ジュリの振りをサナはマイペースにかわす。

そんなカレンとサナも初日に比べてかなり話すようになってきて、四人で交わすの会話が楽しかった。
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