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ラブカルチャースクール 2
第45章 エピローグ
「こんにちは!今日のレッスンを担当させて貰う…セイジと言います」
甘く優しい笑顔――――
教壇に立っているのは、間違いなく『セイジ』だった。
ドックン!ドックン!ドックン!
言葉よりも細胞が歓喜しているみたいに、身体中が熱くなる。
「あぁ〜セイジだぁ〜!久しぶり〜!」
「うん、久し振りだね」
ジュリはセイジのことを知っているみたいで親しげに話す二人が気にはなるが、それより何より目の前にセイジが居ることが嬉しい。
胸元のチャームに手を当てて、唇を噛んで涙を堪える。
セイジはニッコリと微笑んで
「名前を確認させて貰います!サナさん…」
「はい…」
「カレンさんにジュリさん」
「はい」
「はぁ〜い」
まるで私の存在に気付いてないみたいに、顔色一つ変えずに一人ずつ名前を呼び上げていく。
そんなセイジの講師としての姿に、ちょっと胸が痛くなったけど、『卒業レッスン』で必死で追いかけた時のことを思い返すと、セイジにまた会えただけで幸せだと思えた。
良かった…
また会えた。
口元を小さく綻ばした時――――
「琴海…さん」
いつもの呼び方でセイジが私の名前を声にした。
甘く優しい笑顔――――
教壇に立っているのは、間違いなく『セイジ』だった。
ドックン!ドックン!ドックン!
言葉よりも細胞が歓喜しているみたいに、身体中が熱くなる。
「あぁ〜セイジだぁ〜!久しぶり〜!」
「うん、久し振りだね」
ジュリはセイジのことを知っているみたいで親しげに話す二人が気にはなるが、それより何より目の前にセイジが居ることが嬉しい。
胸元のチャームに手を当てて、唇を噛んで涙を堪える。
セイジはニッコリと微笑んで
「名前を確認させて貰います!サナさん…」
「はい…」
「カレンさんにジュリさん」
「はい」
「はぁ〜い」
まるで私の存在に気付いてないみたいに、顔色一つ変えずに一人ずつ名前を呼び上げていく。
そんなセイジの講師としての姿に、ちょっと胸が痛くなったけど、『卒業レッスン』で必死で追いかけた時のことを思い返すと、セイジにまた会えただけで幸せだと思えた。
良かった…
また会えた。
口元を小さく綻ばした時――――
「琴海…さん」
いつもの呼び方でセイジが私の名前を声にした。