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ラブカルチャースクール 2
第10章 Lesson 四天王
店長はヤナセの分を淹れて、私はハナブサのグァ…なんちゃらを淹れた。

私が必死で淹れてる間に店長は、ワタリとホズミの分も用意していた。

温められたカップに、褐色の液体を注いでいくと…なんとも上品な香りが漂う。

う〜ん…珈琲まで気品に満ちてくる気がする〜。

四人分を運ぶのは少し重くて緊張して、プルプルしながら摺り足で持って行く。

「おい…なにそんなに緊張しているんだ…」

ワタリが眉間に皺を寄せた。

今、話し掛けないで!

何とかテーブルにトレーを置き、安堵の息を吐くと

「なんかぴよちゃん、チワワみたいだったわね!」

また変なあだ名をホズミに、付けられそうな雰囲気だ。

「お待たせしました…あっ!」

「ほら…ホズミお前のハーブ」

またワタリが勝手に、渡してしまった。 

負けじと珈琲カップを奥のハナブサの前に置こうとして

「グァッ!……えっと…」

「クスクス…グァテマラですね」

微笑みながら、ヤナセがフォローしてくれた。


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