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第10章 Lesson 四天王

チキンライスみたいにいっぺんには、作れない…
一つずつ丁寧に、フワフワになる様に作っていく。

ワタリはチキンライスを型に詰めて分けていて、タイミングを見計らってオムレツでくるみ易い様に

「ほら！やれ！」

放り込まれるけど載せる場所は絶妙だった。

くっ…口が悪いけど、行動は完璧だから文句が付けられない。

その合間にもナポリタンのパスタの茹で具合を確認している。

「いいか…」

茹で上がったのか、パスタパンを火から下ろし湯きりを取り出した。

大量のお湯の重さなんて微塵にも感じない…
なんか本当に料理人みたいだ。

ワタリ…こっちの道に進めば良かったのでは？

なんでまた…ラブカルの講師になったんだろ？

「はい！出来ました！」

「よし！」

手際良く飾り付けまでして、ヤナセたちに渡す。 

「出来たぞ！」

「 はぁ〜い！」