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ラブカルチャースクール 2
第10章 Lesson 四天王
「で、でも!大量のチキンライスとかパスタを作ってくれたのは、ワタリさんなんで!だから早かったんだと!」

ワタリが居なかったら、本当はもっと大変だったと思う…。

と…説明してるのに…

「あら〜他にもっと無いの!?良くやった!チワワッ !とかぁ〜」

「煩い…」

ボソッとホズミに呟きながら、ワタリはもう食べ終わろうとしている。

「ひ…酷いぃぃぃ〜!」

ナフキンを顔に当てて、泣き真似するホズミを横目に

「ご馳走様…旨かった…」

ガタッ!
あっという間に食べ終わり、ワタリは席を立ってカウンターに入ってしまった。

あ…美味しいって…言って貰えた…。

「もう〜本当に無愛想ねぇ〜」

「でも…ワタリさん…洗い物たくさんしてくれたし…」

ヤナセはフッと微笑み、ナフキンで口元を軽く拭き

「そうですか…琴海様…大変美味しかったです…特にたまごは絶妙でした…」

トクン…
胸の奥が小さく疼く…。

セイジも…美味しいって言ってくれたな…。

 
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