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ラブカルチャースクール 2
第10章 Lesson 四天王
あの時は…
世間のタブーも…
ラブカルのタブーも…

念頭に無いくらい必死で…

何かあったら、セイジは全てを一緒に背負ってくれ様としていた…。

生徒と講師に戻る前に…

どうしても食べて貰いたくて…
最初で最後の思いで作った…

オムライス…。 

「琴海様…どうかされましたか?」

急に無言になった私に、ヤナセは目を細めて心配そうに聞いてきた。

「あ…すみません……実家では…母特製のデミグラスソースを使うんで…懐かしくなって…」

思わず取り繕ってしまったが

「あら!デミグラスなんて美味しそう〜!」

「そうですね…食べてみたいですね」

ホズミだけじゃなく、ハナブサまでデミグラスソースに反応してしまった。

「えぇぇっ!そ、そんな…」

またこの絵面で食事は、心臓に悪そうだし…。

そんな事、思っていると

コン……
目の前に …透明なオレンジの液体が入ったグラスが置かれた…。 


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