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ラブカルチャースクール 2
第3章 マスターコース
レッスンの待合室のソファーに座って、講師を待つ…。
『お誕生日おめでとうございます…』
さっきのヤナセの声が、耳を衝く。
『新たな誕生日』
そうだ…私、今日から生まれ変わるための一歩を踏み出すんだ…。
ドッキン…ドッキン…ドッキン…
否応なしに、鼓動が高まってくる。
スタンダードコースは…いつも最初が
『セイジ』だった…。
本番レッスンに入る時もハヤトの思惑に合わせたのに、ヤナセの采配でセイジを最初にしてくれた。
私にとってラブカルの初めては、
『セイジ』なの…。
女性講師を目指す決意をしたけれど…
心の何処かで一番は…
セイジに…
会いたくて…
触れたくて…
そんな不純な思いは、綺麗事では拭えなかった。
私は…セイジが…好き…。
でも…セイジがラブカルの『講師』で、私が『生徒』な限り…
絶対に告白する事すら、許されない…。
それが、ラブカルの『タブー』掟だから…。
『お誕生日おめでとうございます…』
さっきのヤナセの声が、耳を衝く。
『新たな誕生日』
そうだ…私、今日から生まれ変わるための一歩を踏み出すんだ…。
ドッキン…ドッキン…ドッキン…
否応なしに、鼓動が高まってくる。
スタンダードコースは…いつも最初が
『セイジ』だった…。
本番レッスンに入る時もハヤトの思惑に合わせたのに、ヤナセの采配でセイジを最初にしてくれた。
私にとってラブカルの初めては、
『セイジ』なの…。
女性講師を目指す決意をしたけれど…
心の何処かで一番は…
セイジに…
会いたくて…
触れたくて…
そんな不純な思いは、綺麗事では拭えなかった。
私は…セイジが…好き…。
でも…セイジがラブカルの『講師』で、私が『生徒』な限り…
絶対に告白する事すら、許されない…。
それが、ラブカルの『タブー』掟だから…。