この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第14章 M Lesson Fell
「あっ…」
チャームの中には…
何も無かった…。
しばらく呆然と洗面台の前に佇む。
「…プリン…食べよう…」
キッチンに戻って、緑茶を淹れようとしたが
「あ…貧血に良くないか…」
取り敢えず、ほうじ茶にした。
「ふふ…まだハナブサのゴムの余韻かしら…」
蓋を開けたままテーブルの上に置いたペンダントを眺めた。
「贅沢言っちゃ…いけないわよね…」
私には、このペンダントだけでも充分なんだから…。
急に実家でのセイジとの思い出が蘇る。
「雨海…元気かな…せっかくだから実家に行こうかな…」
一粒の筋が、目尻から頬を伝い落ちる…。
甘いのか…
しょっぱいのか…
プリンの味が…よく解らなかった…。
チャームの中には…
何も無かった…。
しばらく呆然と洗面台の前に佇む。
「…プリン…食べよう…」
キッチンに戻って、緑茶を淹れようとしたが
「あ…貧血に良くないか…」
取り敢えず、ほうじ茶にした。
「ふふ…まだハナブサのゴムの余韻かしら…」
蓋を開けたままテーブルの上に置いたペンダントを眺めた。
「贅沢言っちゃ…いけないわよね…」
私には、このペンダントだけでも充分なんだから…。
急に実家でのセイジとの思い出が蘇る。
「雨海…元気かな…せっかくだから実家に行こうかな…」
一粒の筋が、目尻から頬を伝い落ちる…。
甘いのか…
しょっぱいのか…
プリンの味が…よく解らなかった…。