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第14章 M Lesson Fell

「有難うございました…」

バッタン！

普通のタクシーみたいに家の最寄り駅のタクシー乗り場で降ろして貰い、甘いのが食べたくなってスーパーに寄ってチョコレートとプリンを買って帰った。

「ただいまぁ…」

買い物袋を取り敢えずキッチンに置いて、うがい手洗いをしに洗面台に向かうと、鏡に移る自分の胸元にはハープがキラキラと輝いている。

『琴海…ペンダントの中に…』

「セイジ…」

あれは夢だったけど…
何か暗示していたのかしら…

ハープの中に…
何か入っているのかな…？

人差し指でチャームに触れ…もう片方の指を添えて…

パチン…

蓋を開けた…。