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第15章 Lesson 休校

「さてと…行きますか！」

実家へのお土産にバイト先のワッフルとスコーン、ペットの雨海にオモチャを用意した。

今日は心地いい暖かさだったから、シフォン系の服に、久々に七部丈のパンツルック。

レッスンの時は無意識にスカートばかり履いていたから、ちょっと気分が違ってくる。

ペンダントを首につけて…

「行ってきまぁ〜す！」

返事がない部屋に向かって、大きな声で告げて出た。 



ガッタンゴットン…。

相変わらず平日のこの路線は空いて居る。

程良い暖かさにちょっと、コックリと船を漕ぐ。

『◯◯駅〜！』

「ひゃ！着いた！」

地元の駅の到着のアナウンスに起こされて、慌てホームに駆け降りた。

最近は駅自体綺麗に開発されてきて、昔とは雰囲気が変わって来ている。

「今日は、通り雨こないよね…」

土地柄か、地元の天気は変わりやすかった。