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ラブカルチャースクール 2
第15章 Lesson 休校
ドックン…ドッ…クン

握られた手の温かさに『安心感』に包まれる。

「はぁ…はぁ…は…ぁ…」

「琴海…大丈夫…?」

セイジは心配そうに覗き込んできた。

「うん…大丈夫…」

どうして…?
不安だったのが解ったのかな…。

「 そっか…辛くなったら、無理しないで言うんだよ…」

セイジは優しく微笑ん気遣ってくれながら、絡めた指に力が込められて…

キュン… 

胸の奥が抓られたみたいに、小さく痛む。

手を握ったままセイジは瞼や頬に、触れるか触れないかの微妙な間隔で唇を這わせだし、それが妙にくすぐったい。

「セイジ…モショモショする…」

「ふっ…モショモショ?」

セイジは小さく笑って、今度は鼻の先をパクっと咥え込んだ。 

「ひゃん!」

「ははっ!琴海のリアクション…可愛くて…好きだよ…」

「…もう…意地悪…ぅ…」

でもね…

セイジの…痛いほどの『優しさ』が…

凄く…愛しいよ…。


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