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ラブカルチャースクール 2
第15章 Lesson 休校
「セイ…ジ…」

口を塞いだまま抱きしめられて、声が少しくぐもってしまう。

「琴海………る…」

「え…なに?」

セイジが耳元で吐息の様に囁き、言葉が聞こえなくて聞き返す。

「ん…可愛いって言ったんだよ…」

「そう…?」

可愛いとは…また違った様な気がしたんだけど…

そんな疑問を浮かべている内に、セイジの唇はあちこちと這い出してきた。

チュッ…

耳たぶにキスをされると、リップ音が鼓膜を震わせてくすぐったい。

セイジの唇はうなじを這って、肩に沿っていき、丸みの部分で硬い物が皮膚に食い込む感覚がした。

「あっ!」

「痛かった?」

セイジが肩に歯を立てたようだ。 

「ううん…大丈夫だよ…」

「はは…本当に食べそうになっちゃった…」

そう言って噛んだ場所を唇で食む様に咥え込む。 
 

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