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ラブカルチャースクール 2
第15章 Lesson 休校
今出来るだけの笑顔を精一杯作るが、上手く笑えない。
「ふふ…こう?」
「うん…可愛い…」
もう…ひきつっていて、絶対可愛くないでしょ。
「セイジ…」
「うん…」
「私ね…セイジに逢えて…本当に幸せになれたよ…」
セイジはちょっと目を見開いて
「…本当に?」
「うん…今まで必死に頑張った事無かったんだ…なんとなぁく生きてきてた様な気がする…目的を持ってとか…誰かのためにとか…初めて思えたのかもしれない…」
「そっか…でも元々、琴海は誰かのために頑張れる子だよ…」
セイジは、フッと顔を綻ばせた表情が凄く柔らかい。
「私が?」
「うん…雨海…拾った時がそうだったから…」
そう言ったセイジの目はどこか遠くを見ている様だった。
「ふふ…こう?」
「うん…可愛い…」
もう…ひきつっていて、絶対可愛くないでしょ。
「セイジ…」
「うん…」
「私ね…セイジに逢えて…本当に幸せになれたよ…」
セイジはちょっと目を見開いて
「…本当に?」
「うん…今まで必死に頑張った事無かったんだ…なんとなぁく生きてきてた様な気がする…目的を持ってとか…誰かのためにとか…初めて思えたのかもしれない…」
「そっか…でも元々、琴海は誰かのために頑張れる子だよ…」
セイジは、フッと顔を綻ばせた表情が凄く柔らかい。
「私が?」
「うん…雨海…拾った時がそうだったから…」
そう言ったセイジの目はどこか遠くを見ている様だった。