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第4章 M Lesson 初回

虚ろな感覚から覚めても…何だかまだ、宙に浮いている気分だった…。

「はぁ…支度…しなきゃ…」

コウセイは休んでいた私にタオルケット掛けて、控え室に移っていた。

「マスターか…」

まだ少しボヤけてる頭で、天井を眺める。

さほど明るくない照明の光に、目を細めた。

体位とそれによる快感度や、機能性の確認。

そんな感じかな…。

いつもマンネリな性行に、珍しい体位をしたら盛り上がるのだろうか？

私と旦那も…最初はワンパターンな、ただの排泄行為にしか思えなかった。

会話も大してなくて…あの日々は、切なくて仕方なかった…。

そして…『ラブカルチャースクール』に通い出して…
色んな事が大きく動き始めた…。

「ふふ…数ヶ月前の事なのに…」

何だか…懐かしく感じる。

目を閉じて、息をゆっくり吐き出す…。

セイジ……会えるかな…

胸の奥が…キュッと、小さく締め付けられる。

「さてと…支度しよう〜」

ガバッ！

勢い良く起き上がると…

「きゃっ！」

パフンッ！

目眩がして、前につんのめった。