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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義
マスターが特製ジャンバラヤを作ってくれている間、セイジは腕を組んで真っ直ぐ前を見据えて終始無言だった。

そんなセイジを時たまチラリと盗み見する様に、コーラをチビチビと啜っていた。

20分程すると

「はいっ!お待たせ〜!」

私たちの前に、凄く美味しそうな香りを漂わせたプレートが置かれる。

「わぁ〜美味しそう〜!」

チャーハンみたいな具が混ざったご飯の上に、グリルチキンと半熟の目玉焼きが載せられていた。

人に作って貰ったご飯は、久々な気がする。

「さぁ〜召し上がれ!」

スプーンを両手の親指に挟み、満面の笑顔で

「いただきまぁ〜す!」

パクッ!

ホカホカのジャンバラヤを頬張る。

「ひょいひぃ〜!」

めちゃくちゃ美味しいよ〜!

セイジと一緒に食べれるのが、また格別に思えた。

「良かったね…」

ご満悦で食べている私を見詰めながら、セイジは優しく微笑んでいてくれた。


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