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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
説明をしていて無意識なのか、セイジの親指の先が下唇に微かに当たって…
ドキドキする…。

「二つのキスの流れで『カクテル』キスに移るけど…これは基本は相手の舌を軽く噛むんだ…」

え…舌を?

「舌を噛むだけなんですか〜!?」

「大した事なさそうだけど、普段舌を絡める事があっても噛む事はそうそうしないだろ?」

「そういえば…そうですね…」

ナツは腕を組んで考え深く頷く。

確かにそうかも…
ディープキスなんて普段はしなかったし、ラブカルのレッスン中にはあっても、舌を噛まれた事はなかった。

「注意するのは…強く噛まない事!甘噛みする様に優しく…相手の反応を確認しながら加減していく事かな…」

「分かりました…」

セイジの注意説明にナツの表情が少し強張った…。

なんでもやり過ぎでしまうナツ…。

相手の舌を思いっきり噛んだ所でも想像しちゃったかな?

「じゃぁ…実践していくから…流れを良く見ていて…」

「はい!」

セイジの顔が斜めに傾いて…

 瞼を半分閉じていく…。

私は高鳴る胸を抑えながら…
ギュッと目を瞑った。


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