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ラブカルチャースクール 2
第4章 M Lesson 初回
無意識に手を組み、瞼を伏せた。

「琴海様…マスターコースは…始まったばかりですから…これからまた、色んな思いや…迷いが出てくるかと…」

ヤナセは…低めの声を柔らかく響かせ…
未来を見通す様に語り出す。

「それは…当たり前な事です…私たちは、死ぬまで何かに…悩むかもしれません…」

「私たちって…ヤナセさんも?」

静かに頷き

「勿論ですよ…所詮…非力な人間ですから…」

「ヤナセさんは…非力な感じしませんよ…
とても頼りにしてます…」

「クス…そうですか…有難うございます…
琴海様…」

「はい…ヤナセさん…」

ヤナセは…物凄く優しい笑顔で…

「焦らず…一緒に、答えを出していきましょう…」

トクン…

「はい…宜しくお願いします…」

私は、深々と頭を下げた。



この時の…ヤナセの言葉の真意は解らなかったけど…

『一緒に』…

との一言に…私は凄く…


勇気を貰えた気がした…。


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