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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
カチャ…
テーブルに置かれたガラスのティーカップには、美しい紅色の液体に薔薇の花弁が一枚添えられていた。
「凄い…良い香り…」
「ローズティーになります」
毎回この一時には癒されるが、今日はまた一段と薔薇の薫りが気持ちを穏やかにしてくれる。
「ところで琴海様…本日のレッスンですが」
紅茶を味わって和み掛けた所で、一気に現実に引き戻された。
「はい…すみません…」
何言われるか分からないけど、取り敢えず先に謝っておこう。
「いえ…琴海様が謝る事はございません…本当に講師が出しゃばった真似をしてしまい申し訳ありませんでした」
再度頭を下げようとするヤナセに、恐れ多くなる。
「滅相もございません!本当に充実したレッスンでございました!」
「クス…それなら良いんですが…余りに集中出来なかったなら、無料で追加講習も出来ますので…」
なぬっ!?
『追加講習』!?
「そ…それは…今回の『キス』講習をですか?」
妙な期待を膨らませながら質問すると
「はい…そうです…ただ講師は指定が出来ませんが…」
「そう…ですか…」
また担当がセイジだなんて、そう上手くいく訳ないわよね…。
ちょっと凹み掛けた時…
「琴海様…それと今本校に来ている研修組ですが…」
ヤナセが珍しく神妙な面持ちで話し出した。
テーブルに置かれたガラスのティーカップには、美しい紅色の液体に薔薇の花弁が一枚添えられていた。
「凄い…良い香り…」
「ローズティーになります」
毎回この一時には癒されるが、今日はまた一段と薔薇の薫りが気持ちを穏やかにしてくれる。
「ところで琴海様…本日のレッスンですが」
紅茶を味わって和み掛けた所で、一気に現実に引き戻された。
「はい…すみません…」
何言われるか分からないけど、取り敢えず先に謝っておこう。
「いえ…琴海様が謝る事はございません…本当に講師が出しゃばった真似をしてしまい申し訳ありませんでした」
再度頭を下げようとするヤナセに、恐れ多くなる。
「滅相もございません!本当に充実したレッスンでございました!」
「クス…それなら良いんですが…余りに集中出来なかったなら、無料で追加講習も出来ますので…」
なぬっ!?
『追加講習』!?
「そ…それは…今回の『キス』講習をですか?」
妙な期待を膨らませながら質問すると
「はい…そうです…ただ講師は指定が出来ませんが…」
「そう…ですか…」
また担当がセイジだなんて、そう上手くいく訳ないわよね…。
ちょっと凹み掛けた時…
「琴海様…それと今本校に来ている研修組ですが…」
ヤナセが珍しく神妙な面持ちで話し出した。