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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
ヤナセはちょっと苦笑い気味に、軽く握った手を口元に当てて

「四天王…妙な異名が付けられておりますが…簡単に言えばそうですね…本校は利用者も多いんで、講師の層は一番厚くしております…どうしても現状賄いきれない場合が発生する時には…『出戻り』も起こります…」

「そうなんですか…」

期待しちゃいけないのかもしれないけど…
ヤナセに言われたら余計期待してしまいそうだ。 

人気のあるセイジなら『出戻り』もあり得るのかもしれない…

実際どうなるかは分からないけど、ヤナセは私のモチベーションが、セイジに左右されているのに気付いているのだろうか…

あれれ…それって…
ヤバくない?

「あのヤナセさん…私、本当に講師になりたいので…頑張りますから!」 

内心焦って取り留めない事を口走と

「クスクス…解ってますよ…琴海様…憧れの講師ぐらいいて貰わないと、講師としての魅力に欠けるって事ですから…」

「いえいえ!皆さん充分魅力的です!」

セイジは格別だけど、ヤナセは宇宙的領域だし、コウセイやマサキだって凄く優しいし! 
ワタリなんて規格外だし!
ホズミ姉さんだって面白いし!
ハナブサは奇想天外だもん!

皆本当に魅力的なんだと思う!

一人でコクコク頷いて納得してると、ヤナセは瞳を揺らめかせ

「琴海様も…とても魅力的ですよ…」

鉤状にした人差し指を顎に当て、妖艶に微笑まれた。  


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