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第18章 M Lesson 教養K

ゴフッ！

ヤナセの余りの美しさに、やっぱり地球外生物な気がしてしまった。 

「琴海様は…魅力的な講師になってくれると…信じてます…」

「ヤナセさん…」

時たまヤナセの期待を凄く感じるけど…
その根拠は私自身はまだ解らないでいる。

ただ…いつも思うことは…
『必要』としてくれる人が居るのは、
凄く自分に『自身』を与えて貰える。

きっと私は誰かに『必要』とされたがっているんだと思う…。

そんな場所を与えてくれたヤナセに、感謝でいっぱいだ。

「有難うございます…頑張ります…本当に…」

ヤナセは満面の微笑みで

「はい…」

ただ一言、優しく応えてくれた。

いつでも、どんな時でも励ましてくれる人が出来た。

ここまでなんとか頑張って来れた。

だからきっと大丈夫…

私の中での小さな期待が、大きく膨らもうとしていたが…

現実って、そんなに甘くないんだよね…。