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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
「ひっく…ぐす…うぅっ…」

どうにも止まらない涙…
まるで自分の気持ちそのものだった。

どれだけ涙を拭っても…
鼻をかんでも…
止まらなくて…。

しまいには泣き疲れて、グッタリしていると

ガチャ…

旦那が帰って来てしまった。

「あっ…どうしよう…」

きっと瞼も腫れているだろうし、ティッシュの山が出来上がっているし…
夕飯出来てないし!!

 呆然としている所に

「なんだ…居たのか…」

面倒臭そうに言われる。

「あ…お帰りなさい…直ぐに夕飯の支度するので…先にお風呂に…」

「泣いてたのか…?」

流石に気付いて聞かれてしまい

「はい…ちょっと…泣ける番組を見ちゃって…」

泣いた理由を誤魔化したら

「はぁ…呑気だな…」

ボソッと、吐き捨てる様に言われた。

「す…すみません…」

「風呂…入る」

「はい…」

バッタンッ!

感情任せに閉められたドア。

「…ご飯…作らな…うっ…」

止まっていた涙が、また溢れ出す。

これが今の私の現実…。

胸元のチャームを縋り付く様に握る。

お願い…

遠くに行かないで…

セイジ…。 



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