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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
ラブカルビルを出て家路に向かう。
コンビニの前を通ると無意識に足を止めて、あの人の姿を探してしまう自分がいた。
「あ…やだ…」
そそくさと急ぎ足で駅に向かった。
電車に乗ると座席は空いてなくて、ドアの近くに寄りかかり流れる景色を眺めながら指先は首元のチャームをずっと触っていた。
地元の駅に着いてからマンションまで、身体で覚えた感覚で帰っていく。
「ただいま…」
トボトボとダイニングに進み、椅子に腰掛けた瞬間…
ポタポタ…
一気に涙が溢れ出した。
「ひぃっく…やだ…なんでよ…大丈夫って…頑張るって…言ったじゃん…」
自分に叱咤して気持ちを奮い立たせ様としたけど…
ズキズキズキズキ…
胸は痛くなっていく。
全然ダメだ!
セイジが確実に遠くに行ってしまうと思うだけで、こんなにも脆く壊れそうになる。
ヤナセがあれだけ励ましてくれてるのに…
皆が応援してくれてるのに…
今の私はセイジありきなんだ。
コンビニの前を通ると無意識に足を止めて、あの人の姿を探してしまう自分がいた。
「あ…やだ…」
そそくさと急ぎ足で駅に向かった。
電車に乗ると座席は空いてなくて、ドアの近くに寄りかかり流れる景色を眺めながら指先は首元のチャームをずっと触っていた。
地元の駅に着いてからマンションまで、身体で覚えた感覚で帰っていく。
「ただいま…」
トボトボとダイニングに進み、椅子に腰掛けた瞬間…
ポタポタ…
一気に涙が溢れ出した。
「ひぃっく…やだ…なんでよ…大丈夫って…頑張るって…言ったじゃん…」
自分に叱咤して気持ちを奮い立たせ様としたけど…
ズキズキズキズキ…
胸は痛くなっていく。
全然ダメだ!
セイジが確実に遠くに行ってしまうと思うだけで、こんなにも脆く壊れそうになる。
ヤナセがあれだけ励ましてくれてるのに…
皆が応援してくれてるのに…
今の私はセイジありきなんだ。