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ラブカルチャースクール 2
第5章 Lesson 御来店
カチャ…カチャ…

意識の先に…何かがぶつかる音が聴こえて…。

ガッチャンッ!

「きゃっ!」

大きな物音に、一気に目が覚めた。

「あっ…起こしたか…悪い…」

「あ…あなた……」

そこにはキッチンで、作業をしている旦那が立っていた。

時計を見ると20時を過ぎている。

「ウソッ!こんな時間になってる!」

かなりの時間、眠り込んでしまっていた。

起き上がろうとしたら、身体に薄手の布団が掛けられていた。

「あっ……ごめんなさい…今からやるから!」

布団を畳んでる私に

「疲れてるなら…いいよ…外に食べに行くか?」

寝込んでたのを一応心配してくれてるのかもしれないけど…

「ううん…直ぐに作るから、お風呂先に入ってて下さい…」

これくらいで甘えてたら、これから先独りでは生きて行けないわよね!

急いでエプロンを着けると、旦那が上着の内ポケットから封筒を取り出して

「少ないけど…これ…」

目の前に、差し出された。


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