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ラブカルチャースクール 2
第5章 Lesson 御来店
「え…少ないって…」

まさか…?

「誕生日だったろう…おめでとう…」

え?……えぇぇぇっ!

恐る恐る封筒を手に取ると

「風呂…入ってくる…」

そう告げて、行ってしまう背中に

「ありがとうございます!」

覚えてたんだ…。

形容からして現金だと思うけど…わっ!

封を開けてチラリと見ると、昨年より多めに入っていた。

どうしよう…離婚を言ってるのに…
こんなに貰うのもな…
祝ってくれようとしただけでも、感謝だよね…。

「もしかして…」

外食にしようとしたのも…誕生日だったからかな?

ズシン…

なんか…重たいものが伸し掛かってくる気分だった。

「はぁ…作ろう…」

嬉しいのか…プレッシャーなのかよく解らない自分の感情が、一番厄介だった。

「何…してるのかな…今日…」

声に出せない名前を思いながら…

何故か、旦那の好物を作っていた。


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