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ラブカルチャースクール 2
第19章 M Lesson 6回目
「きゃぁっ!」

ハヤトは素早くソファーの背凭れに手を付いて私の上を覆い、今にも噛み付いてきそうだ。   

「ハヤト…」

「煩い口は…塞いでやるよ…」

敵を見るかの様に睨み、唇を近付けてくるハヤトに恐怖心が襲ってきてギュッと目を瞑る。

「やめ…て…」

助けて…セイジ!!

届かない声を叫んだ…その時… 

「そこまでだハヤト…琴海様からどきなさい…」

あぁ…この声は…

「ヤナセ…」

「はぁ…ヤナセ…さん」

そこにはヘーゼルの瞳を光らせ、毅然とした姿のヤナセが立っていた。

ヤナセはカツカツと靴音を鳴らしながらソファーに近付いて、ハヤトの肩に手を掛け

「やり過ぎだ…講師がする行動ではない…」

静かに…だが低い声でハヤトを抑圧する。

ヤナセには抵抗出来ないのか、ハヤトは無言でソファーから身体をどかしたが、明らかに表情は不服そうだった。

固まっている私をヤナセは、手を取って起こしてくれ…

「琴海様…お怪我とかありませんか?」

支える様に肩を抱き寄せてくれた。

「はい…大丈夫…です…」

ハヤトがスクール内で無謀な事はしないと思いたかったけど…
正直怖くて脚が震えてしまう。


  
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