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ラブカルチャースクール 2
第20章 Lesson 妄想
カタカタカタカタ…

ヤナセは華麗なブラインドタッチでキーボード操作をしながら

「それでは琴海様…次回は7回目の実技で承ります…」

「はい…宜しくお願いします…」

流石に次回はハヤトはないだろうけど…

セイジでもないんだ…。

最初から覚悟していた事だけど、味わってしまった蜜の甘さを簡単には忘れられそうにはなかった。

ぼんやりと、ヤナセが出してくれたお茶を啜ると

「因みに琴海様…先日の教養レッスンの件なんですが…」

「ブホッ!は…はい…ゴホッ!」

突然核心に触れられ、焦って思わず噎せかえる。

「大丈夫ですか!?」

ヤナセはスーツの上着からハンカチを差し出してきたが

「だ…大丈夫れす…」

バックから自分のハンカチを急いで取り出して、口元を拭う。

「ゲホッ…失礼しました…」

「驚かしてしまいましたが…受講のレポートを出来ましたら明日にはご提出して頂きたいんですが…」

「あ…レポート…」

そうだ…教養レッスンは3日以内にレポートの提出をしなければならなかった。

セイジの事で頭いっぱいで…
レポートの事がすっかり念頭から、抜け落ちていたのだった…。


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