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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
カラ〜ンコロ〜ン

お客様が出て行くと、ドアの鈴が鳴り響いた。

「琴海ちゃんお疲れ様〜ひと段落したから、おやつにしようか〜」

店長はニコニコと笑って、お茶の準備を始める。 

「はい!有難うございます!」

奥さんが焼き立てのスコーンに生クリームを載せて出してくれた。

「スコーン…」

思わず先週のレッスンを思い出す。

「今日はキャラメルスコーンにしてみたのよ〜それにしても琴海ちゃん、一昨日は顔色悪かったから心配したわよ〜」

「すみません…大分落ち着いて来ました…」

そう…あのレッスン後私は爆睡をして、起きたら翌日のお昼近くになっていた。

因みに旦那からはメールも何もなかった。 

夜には流石に夕飯を作って、旦那に謝ろうと思って帰りを待っていたら…

『しばらく会社の近くに泊まる』

と、一言だけメールが来た。

良かったのか…悪かったのか…

でも心身共に負担は軽減される事にはなった。

1日ゆっくりしたから、体調も良くなってるかと思いきや…
少し疲れると、また手や唇が小刻みに震えだした。

顔色も青白かったから、店長と奥さんにかなり心配を掛けてしまったのだ。 


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