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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
30分程したら、かなり落ち着いてきたけど…

「セイジ…私の顔…酷いよね…」

セイジは頬杖を付いて、ニコニコ微笑み

「ん〜産まれたばからの赤ちゃんみたいで可愛いよ」

「産まれたばかりの…赤ちゃん…」

それって…お猿みたいって事!?

「もぉ〜!セイジ酷い〜!」

ぷくぅ〜と頬を膨らますと、セイジは楽しそうに

「うんうん!酷いよね〜」

腕を伸ばして、指先で頬っぺたを突っついてきた。

「わっ!意地悪〜!」

「ははははっ!」

やっと伝えたかった事、聞きたかった事が話せて久々に心の底から笑い合えた気がする。

お互い視線を合わせて…

小さく微笑む。

キュンッ!

さっきまで立ち込めていた暗雲から、一気にピンクのお花畑にいる気分。

幸せに浸っていると…

ギュルルルルル〜!

「あっ…」
「やば…」

セイジのお腹から凄い音が鳴った。

「セイジ…もしかして…朝から食べてない?」

「うん…バタバタしてたから忘れてた…」 

「ヤナセたちも食べてなかったから…あっ!ちょっと待っててね!」

何か作ってあげようと思って、意気揚々とキッチンに戻って行った。 


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