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ラブカルチャースクール 2
第5章 Lesson 御来店
ランチタイムも過ぎて、次はお茶の時間になる頃…

「マスター俺たち、帰ります…」

ワタリがマスターに告げて、席を立ち上がる。

「琴海様…二人のお会計をお願い致します」

「はいっ!1500円です!」

ヤナセが財布からお金を取り出す姿が、新鮮に感じる。

「どうかされましたか?」

また無意識にガン見していた私に、ヤナセは微笑みながら聞いてきた。

「あ…なんか…ヤナセさんが、お札持ってるのが新鮮で…」

生活感が出る動作がイメージに無くて、正直に言うとヤナセはまた笑い出し

「クッ…クス…琴海様の中で私は…どうなっているんでしょうか…クスクス…」

まさか…サイボーグみたいとは…言えないよね…。

「はぁ……貴公子みたいです…」

その答えにワタリが

「はぁ〜貴公子?どこぞの国だ!?」

呆れた感じで、ボヤかれたけど

「クスクス…そうですか…誉め言葉として受け止めさせて頂きます…」

ヤナセは優しく、微笑んでくれた。


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