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ラブカルチャースクール 2
第6章 M Lesson 2回目
コクリ…一口含むと…

「甘い…美味しい〜!」

チョコレートの甘味と、フランボワーズの酸味が程好くって、甘いスープみたいだった。

「良かったです…」

「毎回…美味しい紅茶を有難うございます…ヤナセさんの淹れてくれるお茶は、凄く優しい味がします…」

「有難いお言葉です…紅茶は種類が多いから、楽しいですよね…」

ヤナセは首を少し傾けて、ニッコリ微笑む。

ブッ!

…て、吹きそうになるのを何とか堪えた。

この人は…動作一つに破壊的威力がある事…自覚があるのかしら…。

「どうかされましたか?」

そんな本人は、涼しい顔をしてパソコンの操作を始めた。

「いえいえ…本当に…美味しくて…」

ドキドキしながら、思わず一気に飲んでしまった。

キーボード操作を止めたヤナセが

「お代わりされますか?」

「あっ…じゃあ…もう一杯…」

「畏まりました…」

また微笑みながら首を傾けて…
サラサラの髪を揺らしながら、カップにオレンジの液体を注いでくれた。 


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