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ラブカルチャースクール 2
第24章 Lesson 健康診断
採血ルームに到着し、促されて椅子に座る。

「琴海様…両腕見せて頂けますか」

「は〜い!」

血管が見え易い方の腕を選びチューブで縛られ、アルコール消毒をされると腕がスースーとした。

ヤナセの指に採血用の注射が挟まれ、微笑みながら腕を握られる姿が何だか絵になる。 

「お注射…少し痛いですが我慢して下さい」

「はい…」

う〜ん…ヤナセが言うと、なんでも色っぽく聞こえてしまうんですけど…
私の頭がピンクなのかな…。

注射針が皮膚に徐々に刺し込まれ…

「っ…」

皮膚を貫く瞬間、ちょこっとだけチクッとしたけれど全然痛くない。

採血したボトルを振って3本目まで、ヤナセは手早く処理をしていく。

凄い…本当にお医者さんみたいだ…
これで白衣なんか着てたら、奥様たち色めき立っちゃいそうだな…
ヤナセが医者にならなかったのは、正解なのかもしれない…。

こんなヤナセを見れたのは、かなりレアな感じがして、お得感があった。

「はい…終わりました…しばらく刺した場所は揉まずにいて下さい」

四角い絆創膏みたいなのを貼ってくれ、採血は無事に終了した。

ヤナセがジャケットを羽織ったから

「これで終わりですか?」

「いえ…最後に問診があります…ドクターの所へ案内致しますね…」

「はい…分かりました…」

問診は流石にヤナセじゃないんだ…

でも…

一瞬、ヤナセの顔が切なそうに見えたのは…

気のせいかな…?


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