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ラブカルチャースクール 2
第24章 Lesson 健康診断
駐車場に降りるのに、エレベーターに乗ると

「失礼致しました…」

肩に載せられた手が離された。

「いえ…」

しばしの沈黙。

なんかとても気不味い…。

「ヤナセさん…あの…もう私ここから帰りますが…」

恐る恐る言ってみると…

「琴海様…少しだけ…お付き合いして頂けますか?」

私の顔を覗き込む様に…
少し憂いを秘めた瞳で微笑まれたから…

「はい…畏まりました…」

断れる訳ない。

駐車場に着いて、ヤナセは車の手前でリモコンキーで鍵を開け助手席のドアを開けてくれた。

「琴海様…どうぞ…」

「はい…」

バッタン…

ドアが閉められると同時に、胸の奥がザワザワしてくる。

ヤナセも運転席に乗り、エンジンをかけて静かに走り出し地上に出た。

「琴海様…お腹空かれたでしょう…何か食べたい物とかございますか?」

「はぁ…」

確かにお腹は空いてるんだけど…
胸がいっぱいで、今直ぐ食べる気は起きてこなかった。

躊躇している様子に運転しながらヤナセは

「身内のメディカルとはいえ…色々とお耳に入れてしまい申し訳ありませんでした…」

「あ…そんな…私も上手くかわせなくて…」

改まって謝られると…胸の奥が苦しくなる。

「クス…涼雅の事は…本当に忘れて下さい…」

「はい…」

えぇっ!
忘れちゃっていいのかぁ〜!

「先ほど… 叔父が言ってた事ですが…」

「は…い…」

運転中の綺麗な横顔から、ヤナセ家の事情が語り出された…。


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