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素直になれない幼なじみ【短編】
第4章 後日談
「あのさ、今度の日曜空いてたりする?実は俺、ずっと凛仔ちゃんのこと気になってたんだよね。よかったら二人で映画でも――」
「悪い、海斗。その日、俺たちデートするから」
低く、けれどよく通る声が海斗の言葉を遮った。
驚いて隣を見ると、皇がスマホをテーブルに置き、海斗を冷ややかな目で見据えていた。
いつものヘラヘラとした笑顔はどこにもない。
「え?皇とデート?なんでお前が勝手に決めて……」
「勝手じゃない。こいつ、俺の彼女だし」
はっきりと告げられた言葉に、海斗だけでなく、周囲の席にいたサークル仲間までが「ええっ!?」と声を上げた。
「ちょ、皇……!?」
皇の袖を引っ張るが、彼はその手をガシッと掴み、指を絡めて恋人繋ぎにした。
みんなに見せつけるように、机の上で。
「……マジで? お前ら、ただの幼なじみじゃなかったの?」
「過去形。今は俺の。1ミリも譲る気ないし。俺以外の男が触るなんて許さない」

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