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悪癖とトラウマ
第8章 一難去ってまた一難
「え⁉︎」

何で

「な…なんでそうなるんだよ」

流石に驚きを隠せなかった。
普段そんな鋭い奴だとは思っていなかったから。

「いやー…弥誌はよく譜也といるけど譜也と遊ぶとなると家でゲームやってたりPC開いてたりするだけだろ?
だからこれからすることは少なからず譜也は関係ない。
人混みに出掛ける時点で譜也は関係ない。」
「待て、待て待て。」
「ん?」

図星をさされて少し怯む。
が、その案には穴がある。

「譜也の変わりに何かを買うってことは考えらんないの?」

余裕ぶって言ってみる。

さあどう出る中尾雛拓。

「うーん…多分ないね。」

あっさり切り捨てられた。

「何でだよ…」
「何でって…譜也は大体買い物は近くのスーパーで済ますし近くに店が無いものはネット通販で済ますだろ?」

そうだった。
閒部はそういう奴だった。

「だから少なからず譜也は関係ないって。」
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