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純喫茶レモン Moonlight
第1章 恋人になる夜
二人が付き合ってから数日が経った。
閉店後、自分の家に来ないかと誘った。
時計の針は、もう十一時を回っていた。
レモンの営業を終えてから数時間。円香の部屋には、まだ直樹がいた。
テーブルの上には二つのティーカップ。
その片方から、細い湯気が上がっている。
「今日はアッサムです」
直樹がそう言って腰を下ろした。
「今日は説明しないの?」
円香が尋ねた。
「聞きたいんですか?」
直樹はカップに伸ばしかけていた手を止めた。
「いや別に」
円香はそう答えたものの、少し寂しいと感じた。
「では今日はやめておきます」
直樹はそう言って紅茶を口元へ運んだ。
円香はムッとしながらも、紅茶を一口飲んだ。
「そういえば今日、渚くんがお皿割っちゃったね。凄く慌ててた」
「あぁ、そうでしたね。あんなに動揺する水野さんは初めて見ました」
「そうだね……お皿なんて何枚もあるから大丈夫なのに」
円香はふっと息を吐いた。
そのとき、視線を感じた。
円香がふと顔を上げると、直樹と目が合った。
「何?」
照れくさくなって直樹に尋ねると、直樹はふっと笑った。
「なんでもありません」
「なんでもないなら見ないでよ」
円香は紅茶を一口飲んだ。
閉店後、自分の家に来ないかと誘った。
時計の針は、もう十一時を回っていた。
レモンの営業を終えてから数時間。円香の部屋には、まだ直樹がいた。
テーブルの上には二つのティーカップ。
その片方から、細い湯気が上がっている。
「今日はアッサムです」
直樹がそう言って腰を下ろした。
「今日は説明しないの?」
円香が尋ねた。
「聞きたいんですか?」
直樹はカップに伸ばしかけていた手を止めた。
「いや別に」
円香はそう答えたものの、少し寂しいと感じた。
「では今日はやめておきます」
直樹はそう言って紅茶を口元へ運んだ。
円香はムッとしながらも、紅茶を一口飲んだ。
「そういえば今日、渚くんがお皿割っちゃったね。凄く慌ててた」
「あぁ、そうでしたね。あんなに動揺する水野さんは初めて見ました」
「そうだね……お皿なんて何枚もあるから大丈夫なのに」
円香はふっと息を吐いた。
そのとき、視線を感じた。
円香がふと顔を上げると、直樹と目が合った。
「何?」
照れくさくなって直樹に尋ねると、直樹はふっと笑った。
「なんでもありません」
「なんでもないなら見ないでよ」
円香は紅茶を一口飲んだ。

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