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ドラゴンの潜む山
第2章 主宰様からの講評
作品タイトル:ドラゴンの潜む山
作者名:(作品タイトルのみ公開する)
講評:
1.構成・筆力:Bプラス
1. キャラクター性:Aマイナス
2. テーマ統合力:B
3. 設定・発想力:Bプラス
穂乃果の幼なじみ・美桜は、幼い頃に山で行方不明になったあと、ドラゴンに助けられたと言いだして毎日ドラゴンの絵を描き続ける。十年後、彼女を追ってふたたび嵐の山に向かった穂乃果は、見つけた美桜と共に遭難しかけるが、稲光に浮かびあがったドラゴンの形の岩と炎のような赤い防災ランプを目印にして山を下りる。ここで読者が知るのはドラゴンの正体だけでなく、美桜がロボットで人間社会への適応実験のために田舎の町で生活していたことだ。そして二十年後、ロボット工学者となった穂乃果は美桜を想いながらドラゴン型ロボット・ドラニ
力を発表する。
文章は癖がなく読みやすい。田舎生活の描写の妙な細かさは楽しく、ドラゴンの正体も(力業の感はあるものの)面白い。中盤で二人が遭難しかける場面の緊迫感も充分だ。読者に登場人物を好きにならせるのが上手い。問題は二十年後のパートだ。美桜のためにドラニカを作ったと言うが、二人が今どのような関係なのか不明だ。強引に引き離されて行方が分からない美桜に届けたい、と読みたい所だが、作中ではそこが明示されない。二十年前の時点で美桜の「親」も彼女がロボットであることを穂乃果に隠していなかったのだし、今は同業者なのだから、直接会いに行けばいいではないか。一見してエモーショナルでもよく見ればドラマとして成立していない。この歪みはロボットという要素を作品に導入したためで、美桜がロボットでなく人間でも物語は成立する。今一歩、頑張ってもらいたい。
※※※
いただいた講評全文です! わーい!
参考にさせていただきつつ、手直ししたものもまた掲載できたらと思います!

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