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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第3章 Water mark(波紋)
拓人は短く応えただけで、意識は運転に向けているようである。
「それに、また余計なお金を使わせてしまうことになるかもしれないし」
「まだ、どこかに借金が残っているのか?」
「ううん」
愛奈は小さく首を振り、うつむいた。わずかな逡巡を見せた後、拓人を見上げる。借金を肩代わりして貰った上に、居候させて貰っているのに、これ以上の我が儘は言えない。
でも、どうしてもこれだけは果たしたい夢があった。