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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第4章 Confusion(混乱)
「おいで」
愛奈は子猫を抱き上げ、そのやわらかな毛並みに頬を寄せた。小さな生命の温もりが今はささくれだった心を慰めてくれるようで。
また、止まっていた涙が溢れてくる。
公園の片隅には夜陰に紛れて、ひっそりとヒナゲシ(ポピー)の花が咲いていた。夜の今はひっそりと花を閉じた蕾になっているが、白い清楚な色が漆黒の闇に際立って見える。愛奈はブランコを降りると、ヒナゲシの花を一輪だけ摘み取り、子猫を抱えて歩き出した。
愛奈は子猫を抱き上げ、そのやわらかな毛並みに頬を寄せた。小さな生命の温もりが今はささくれだった心を慰めてくれるようで。
また、止まっていた涙が溢れてくる。
公園の片隅には夜陰に紛れて、ひっそりとヒナゲシ(ポピー)の花が咲いていた。夜の今はひっそりと花を閉じた蕾になっているが、白い清楚な色が漆黒の闇に際立って見える。愛奈はブランコを降りると、ヒナゲシの花を一輪だけ摘み取り、子猫を抱えて歩き出した。