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白波
第1章 白波
双方が腕を大きく動かして右に左に体を揺さぶる。涎に代わって腕力の応酬を始めた両者は部屋の中を不規則な足取りで移動する。

「んんぐっ......、あ......はぁ、んん......」

次第に壁際へと近付く二人だったが、繭実が相手の女を押し退けて追い詰める。小鳥の背中が壁にぶつかると鈍い音と衝撃が起こる。
押さえ付けたばかりの女の首筋に繭実の唇が吸い付く。小鳥を柔らかく締め付ける粘膜の狭間からは涎がこぼれてゆく。

「んはっ...あぁむ......、んんぅっ......!?」

顔面を襲う違和感に思わず怯む繭実。生暖かく濡れた身に覚えのある感触。
首元にあった女の顔を両手で持ち上げ、小鳥は舌を滑らせて舐め返していた。

動きの止まった繭実の肩を掴んで位置を反転させる。相手を壁に押し付けて今度は耳に吸い付く。耳の凹凸に沿って舌を這わせる。

「はぁっ、はぁぁ......んぅぅっ......」

涎で濡れた凹凸に熱い吐息がかかる。涎を浸透させるように舌先を二度三度と行き来させる。

「んむぁぁ......うくっ...!?っ、うぁぁぁっ......」

相手の顔を両手で引き離し、至近距離で涎を放つ繭実。小鳥は反射的に顔を引っ込める。
対峙する女の手首を掴んで布団へと突っ込む。
自分の顔を拭い、その手で小鳥の頬を平手打ちする。手に付いた涎が持ち主の女の顔を汚す。

自分が上を取った状態で繭実は相手の女の片胸を捕らえる。胸元に顔を寄せ、膨らみの先端に口付けをする。
唇を付けたまま、乳首の表面を舌先でなぞり出す。

「むぅっ...んん、ぐぐっ......」

下になった状態のまま、小鳥は相手を胸に埋める。同時に両脚を脇腹に絡ませて胴体を締め付ける。
繭実は責めていた胸を押し退けるが、顔にまとわりつく肉は払い切れない。指先を乳首に移して集中的に圧迫する。

ピクッとした反応を見せつつ、小鳥はお互いの体をひっくり返して上下を逆転する。真上から繭実の顔を見下ろし、自分の手のひらを一舐めしてから平手打ちを浴びせる。これで小鳥の涎が両者の頬を汚すことになる。
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