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暗闇セックスにはまった体育教師
第1章 体育教師の秘密
 そもそもここは絵理香の部屋ではない。遠藤が絵理香のために借りた安アパートで、家賃もいくらか知らない。京都の洛中にあるものの、築四十年は建っていそうな木造モルタルアパートで、風呂無しの共同便所だ。家賃二、三万といったところだろうか。
 それも金曜日の夜に絵理香が使っているだけなので、普段は空き部屋同然だった。家具などもなかった。いまも六畳間に一式の布団が敷かれているだけだ。蛍光灯も取り外されていて、二十二時を過ぎた現在、室内は完全な暗闇に包まれていた。
 絵理香は布団のうえに座って、ポニーテールをほどいた。
 それから洗い立ての白のTシャツを脱いだ。
 生徒たちに厳しい絵理香は自分にも厳しい。
 日頃から食事制限して、トレーニングも怠っていない。毎朝五時に起床して五キロのランニング、日中は体育の授業を行い、放課後は陸上部の顧問をする。家に帰ってからは柔軟体操と軽めの筋トレ。休日は部活動がなければ、ジムに通ったり、市民プールでクタクタになるまで泳いだりしている。だから三十歳を過ぎても無駄な贅肉はついておらず、腹筋も割れていた。
 ただ、引き締まった体とあって、乳房は小さく、ブラジャーのサイズはBカップだ。ベージュのブラジャーのホックを外すと、女の手のひらでも包み込める乳丘が露わになった。
 部活から帰宅後、一人暮らしをするマンションでシャワーは浴びてきたから、肌からはほんのりとボディソープの香りが漂っていた。
 しかし、蒸し暑いこの部屋にいるせいで、早くも汗をかき始めていた。
 下はランニング用のジャージだ。ずぼらな服装でここに来ているわけだが、絵理香の住むマンションと清衆荘は歩いて五分ほどの距離だ。コンビニに行く感覚で来られる場所であった。
 ジャージも脱いで、ブラジャーと同色のベージュのパンティ一枚となった。
 絵理香は自分の胸に手を当てた。ドキドキしていた。
 真っ暗で、誰の目もない室内とはいえ、最後の一枚を脱ぐときはやはり覚悟が必要だった。
 絵理香はコクッと喉を鳴らしてから、パンティを脱ぎ始めた。
 軽めのランニングをしているときのように吐息も荒くなっていた。
 パンティを足首から抜いた瞬間、暗闇のなか、むわぁと自分の牝臭が鼻腔をついた。
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