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第6章 ストーカー？？

私の手から、蓮が携帯を取り電話に出た。


「もしもし・・・いや、友人です。七海は近くに居るんですが、今は話せる
　状態じゃないので、東京に連れて帰ります。詳しくは後程連絡しますので・・・
　はい・・・伝えておきます」


そういうと電話を切った。


「店長さんみたいな人だと思うんだけど、とりあえず連絡欲しいって」



「うん・・・」


私達はそれから、マンションに着くまで一言も話さなかった。


マンションに着き部屋の中に入った。


我が家に着き、少しだけ落ち着いた。


その時、カシャンと玄関の方から音がした。


蓮が玄関に向かった。


「誰か来たの？」


「いいや・・・ＤＭだったみたい・・・」


蓮が咄嗟的に隠した手紙が少し見え、


「蓮・・・その手紙・・・」


「えっ？？あぁ・・・なんでもないよ・・・気にするな」


「見せて・・・」


「大丈夫だって」


蓮はその手紙を破いてゴミ箱に捨てた。


「大丈夫だから・・何か食うか？」


「ううん・・・要らない・・・」