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Try Marriage
第6章 ストーカー??
「私。担当の小早川です。よろしくね・・・」
優しい顔・・・。お母さんみたい・・・。
怖い顔をしたおじさんかと思っていたのでそこは、安心した。
「七海さん・・・怖かったわね、でも、もう大丈夫よ、私たちはあなたの味方だからね
聞かれて嫌になったら、無理矢理話さなくて良いし、体調が悪くなったらすぐに
言ってね」
私は下を向きながら小さく首を縦に振った。
それから、色々聞かれた・・・。
正直、辛かった。涙は溢れ、声は詰まった。
「ごめんね・・・辛いことばっかり聞いちゃって・・・ここに来るの怖かったでしょ?
勇気を出して来てくれて、ありがとう」
「・・・・・」
「七海さん、病院には行ったの?」
「まだ・・・行ってません」
「大変・・・早く行きましょう」
慌てた様子で小早川さんは一旦部屋を出た。
蓮は、とても悲しそうな辛そうな表情をしていた。
「蓮・・・」
「大丈夫か??」
「うん・・・大丈夫」
すると、すぐに小早川さんは部屋に戻り、
「今から、検査に行くからね、病院には連絡しといたからすぐに診察してくれると
思うの・・・私も一緒について行くから安心してね・・・」
「検査って何をするんですか?」
「乱暴にされて、子宮や膣に傷がついてたら大変だし、妊娠の可能性もあるから
薬を処方してもらわないと、更にあなたの体が傷つくことになってしまうの・・・」
不安そうな顔をして、蓮の顔を見ると
蓮は優しい笑顔を浮かべ
「大丈夫」
っと一言、言ってくれた。