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第2章 初夜・・・

まずは、両隣ね・・・。


ピンポーン！


インターホンを押すと中から返事が聞こえてきた。


ドアが開き、中から30代後半くらいの男性が出てきた。

「隣に引っ越してきました。羽田と申します。こっちは妻の七海です
　よろしくお願いします」


妻の？？七海？なんか変な感じがするなぁ・・・。


「よ・・・よろしくお願いします」


隣の男性は・・・


「本田です・・・こちらこそよろしくお願いします。あぁ妻を紹介しますよ
　おーーい！静香ーーー！」


奥さまは静香さんと言うのね・・・。


中から出てきた奥さまに、私たちの事を本田さんが紹介してくれた。


「あら・・・新婚さんかしら？」


「はい・・・あぁっ！これつまらない物ですが・・・」


蓮は、お菓子の詰め合わせを渡した。


本田夫妻はとてもいい感じのご夫婦だった。


「奥さん！仲良くしましょうね」


「えっ・・・えぇ。よろしくお願いします」


奥さんと言われることに違和感がありながらもその場を何とか切り抜けた。


玄関のドアが閉められ、


蓮に頭をコツンとされてしまった。


「ぎこちなさすぎ！！」


「だって・・・慣れてないんもん・・・」


「行くぞ！」