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第10章 元カノ登場！！

「七海は恋愛しないの？」


「今は、仕事覚えるのが先かな・・・」


「そんな事言ってるとあっという間にババアよ！！」


「分かってます！！」


そして、私たちは蓮の話から彩音の家庭の話になった。


彩音は最近、働きに出ようか迷ってると言っていた。


生活にも困って無いし今も幸せだけど、毎日おんなじことの繰り返しで


嫌になってくる時があるんだって。


専業主婦って大変だなぁ何て他人事な様に考えてしまった。


「ねぇ、不倫してみたいと思わない？？」


「それは無い！！」


彩音ははっきりと答えてくれて少し安心した。


「何で？」


「うん・・・」


「何よ！」


とりあえず彩音は知らないし良いか・・・。


「同じマンションの人なんだけどね、不倫してるみたいなの・・・
　何か、さっきも目撃しちゃってさぁ・・・全く面識がない人だったら良いんだけど
　そうもいかない感じで少し、気になちゃって」


「あんたは、昔から人の事にいちいち首ツッコミすぎよ！
　他人は他人！これは鉄則！それに、あと２．３ヶ月でまた引っ越すんだから
　良いんじゃない？ほっとけばー」


それも、そうだよな・・・。彩音の言うとおりかも

首突っ込んだって何にも良い事無いもんね。


それに、いくら仲良くしてももうすこしで同居解消だもんなぁ。


「あっ！ねぇ！疑似結婚の理由聞いたの？」


あ！忘れてた。生活に慣れすぎて・・・つい。


「聞いて無い」


「何してんの？そろそろ聞いた方が良いんじゃない？？」


「そうだね・・・」


そろそろ聞いても良いよね。帰ってきたら聞いてみよう。