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第10章 元カノ登場！！

その場から動けずにいると


ガシャガシャっと鍵を開ける音が聞こえ


私は我に返った。


ドアが開き


「うあ！ビックリした・・・。どうした？こんなとこで」


「蓮・・・」


私は蓮の胸に飛び込むと


「何かあったのか？」


「ううん・・・特に無いけど」


「店長に何かされたか？」


「冗談だって言ってたけど、腰に手を回されてただけ」


蓮は背中を擦ってくれ、私をリビングまで連れてった。


「ごめんな・・・」


「大丈夫・・・ありがとう。気を使ってくれて」


「何もされなくて良かった、もう大丈夫・・・俺が守るから」


少しの間、背中を擦ってもらえただけでも私は落ち着きを取り戻した。


「料理の準備しなきゃ・・・」


「手伝うよ！」


私達は一緒に盛り付けをし、蓮は味見をしてくれて褒めてくれた。


「やれば出来るじゃん！」


「静香さんに教えてもらったの・・・」


「そうなんだ！でも、美味い！！」


美味いと言ってもらえると本当に嬉しい。


テーブルに並び終えた頃、インターホンが鳴り蓮が出迎えた。