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第12章 気持ち

心のどこかで、好きになってはイケないって思ってた。

そして・・・好きになるはず何て無いって思ってた。


でも・・・私は少しずつ蓮の優しさに触れ、


蓮に惹かれていた。


気づかない振りをしていたのかも知れない。


「七海・・・素直になりなって・・・幼馴染だからって好きになっちゃイケない
　って決まりは無いんだよ、蓮と一緒に居たいんでしょ？」


「うん・・・でも・・・」


「七海！今どきの高校生だってもっと素直に恋愛してるよ！
　自分の気持ちに嘘つく方がダメだと思うな」


私は、今更どう会ったら良いのか分からない・・・。


どんな顔して会えば良いのかな。


彩音はそれから数時間後に帰って行った。


今すぐ蓮に会いたい・・。蓮に会いたい・・・。


私は店に行くことにした。


玄関を出ると・・・ちょうど秋枝が訪ねてきた。


「七海さん・・・この前の話どういう事？」


「あぁ・・・」


説明しなきゃ・・。ちゃんと説明しなきゃ。


「秋枝・・上がって」


私は蓮の元に行く前に秋枝に話をする事にした。


ソファーに腰を下ろし。


私は秋枝に真実を話すことにした。