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Try Marriage
第14章 結ばれた夜
私達は、お互いの気持ちが分かっても一緒寝る事は無かった。


お互いの部屋でそれぞれに寝て起きる生活。


何も変わらない生活だった。


今朝は定休日なので蓮を起こさず、ゆっくり寝かせる事にした。


私は洗濯などを済まし、コーヒーを飲みながらゆったりと過ごす。


蓮、まだ起きて来ないかなぁ。


暇だなぁ・・。


その時、インターホンが鳴ったので私は玄関に行く。


モニターを見ると、理子さんが立っていた。


何だろう・・・。


「はい」


玄関を開けると理子さんがにっこりと笑い


「おはよう!朝早くごめんなさい・・・」


っと挨拶をしてきた。


どうしよう・・・中に入れた方が良いよね・・・。


「おはようございます。どうぞ・・・」


私は理子さんをリビングに通し


「蓮、起こして来ますね」


「ううん・・・今日はあなたに会いに来たの」


「私に?」


今更、何の用だろう・・・。


「ヤダー!そんな不安そうな顔しないで!!謝りに来たのよ!!」


理子さんは、今までの事を改めて謝罪しに来たらしい


「お友達に色々言っちゃって・・・ごめんなさい・・その後大丈夫だった?」


あぁ、秋枝の事だ・・・。

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