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第14章 結ばれた夜

蓮は、私の髪の毛に顔を寄せ


「良いにおい・・七海のシャンプーの香りさわやかで良いよな
　前から、その香り好きだった」


「えー！そう？変えようと思ってたんだけどな」


「ダメ！変えんなよ！分かった？」


「は・・・はい」



そんなに否定されたら従うしかないじゃない！！


そして・・私は昨夜そんなに寝てないせいかそのまま蓮の胸の中で眠ってしまった。



しばらくして目を覚ますと・・


「やばい！寝すぎた！！」


窓の外は夕陽でオレンジ色になっている


何時間寝たんだろう・・・。


隣に居るはずの蓮は居ない。


「蓮？」


返事もない・・・。


どこ行ったんだろう


リビングに行くと、美味しそうな香りが充満していた。


「蓮？」



「あー起きたか！昨日眠れなかったんだな・・すげーぐっすり寝てたから
　起こさなかった」


確かに、昨日は蓮がうなされてる度に置き、タオルを変えたりしてたせいか


そんなに寝れてなかったけど。


「蓮？何してんの？」


「夕飯！今日は俺のスペシャルパスタ！！」


「えー！嬉しい！！でも、具合はどう？大丈夫なの？」


「熱は完全に下がったし、大丈夫！！」


「本当に昔から回復力凄いよね」


蓮は、もう大丈夫そうだった。


しかし、熱は下がってももらった薬は全部飲んでもらうからね！！