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第14章 結ばれた夜

お風呂から上がると蓮はソファに座って何か考え事をしている様子だった。


「蓮・・」


「上がった？」


「うん・・」


「ちょっと話があるんだ」


急に真顔になる。


何を言われるのかビクビクして蓮の横に座ると、



「なぁ・・何が不安？」


っといきなり聞かれた。


「何か。不安に思ってる事あるだろう？さっきの涙はどういう訳？」



「あー。だから・・・玉ねぎ」


「使ってねーよ・・・玉ねぎは使ってない・・パスタ食ったとき分かったろ？」


確かに、パスタに玉ねぎが入って無い事は気づいてた。


「それで？何があった？俺に話したくないなら聞かないけど」


「・・・・・・・・」


何から話したら良いのか分からず思わず無言になってしまう。


「たまに、凄く淋しそうな顔するよな・・？俺、そんなに頼りないか？」


「違うの！！それは違うの・・・」


「じゃぁ・・・何？」


蓮の口調が少し強くなるのが分かった。