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第14章 結ばれた夜

「私ね・・・蓮と一緒に居たいの・・。蓮との生活が幸せで
　この生活が終わっちゃうんじゃないかって思うと凄く怖い
　こんなに蓮を好きになるなんて思ってなかった。
　最初の同居の理由が疑似結婚だったでしょ？
　その理由を聞いたら、この生活が終わっちゃうんじゃないかなって思うの」


蓮は、驚いたような顔をしている。


予想してなかったらしい。


「そしてね・・蓮・・・カッコいいからさ・・・私、ちゃんと釣り合ってるかなって
　重荷になってないかなとか考えちゃって・・」


すると・・蓮はニコっと笑い・・・


「バカだな・・・お前しか居ないんだよ！俺に合う女は！！」


「え・・・」


「それに、お前が一緒に居たいって思ってくれてる分、俺はそれ以上に
　お前との生活に幸せを感じてるんだよ・・」


「・・・・・・」


蓮の言葉を聞くたびに、堪えていた涙が溢れだす。


「泣くなよ・・」


蓮は思い切り強く抱きしめてくれた。


「ごめんな・・・気づいてやれなくて・・・」


蓮はいつでも優しい・・。私はその優しさにすっかり甘えてしまっている


「蓮のせいじゃない・・・謝らないで・・」


「うん・・・七海・・・抱いても良い？」


蓮は、少し恥ずかしそうに聞いてくる。


私も正直恥ずかしい・・・。


しかし・・・


「抱いてほしい・・・」


っと素直に伝えた。